健康ブームとということもあって、近年「ごぼう茶」が 話題になっています。ごぼう自体、繊維が多く腸の掃除 役として活躍する健康に良い食材なわけですが、これを お茶として飲むことで、ごぼうが苦手な人でも飲みやす く、ごぼうの栄養を効率よく吸収できるようになります。

ごぼう茶が話題となったのは、ごぼう茶を作って飲んで いる南雲クリニックの院長の南雲吉則先生がテレビに出演 したことです。この南雲先生は出演時に55歳だったの ですが、外見上どう見てもせいぜい40歳代にしか見え なかったので、ごぼう茶にはアンチエイジング効果があ るのではないかと言われるようになったのです。


では、実際ごぼう茶にはどんな健康効果があるでしょうか?
私たちはごぼうを食べるとき、ふつうは皮をむいて食べ ますよね。しかし、ごぼうの栄養で大切なのは、その皮 の部分なのだそうです。この皮の部分に含まれているの がサポニンと言う栄養素です。このサポニンは、脂質の 酸化を抑制し、過酸化脂質の発生をふせぐことで 血栓や動脈硬化を予防してくれるはたらきがあります。

また、体脂肪が増加すると腸の絨毛と言う栄養を吸収部 分が大きくなり、糖や脂肪をどんどん取り込んで太りや すくなってしまうのですが、サポニンはこの絨毛を元の 大きさに戻す働きがあるのです。この点で、ごぼう茶に はダイエット効果も期待できるということになります。

そして南雲医師が注目するごぼう茶のもう一つの成分は、 イヌリンという成分です。イヌリンは冷えやむくみに効果的 で、女性にはうれしい成分であるといえます。
そして、ごぼう茶には抗酸化成分であるサポニンやタンニン、 クロロゲン酸が豊富に含まれています。ごぼうを加熱・焙煎 することで、ごぼうの抗酸化力はさらにアップします。この ため、ごぼう茶は「錆びない体」をつくることができ、アンチエ イジングにも有効な飲料となるのです。

日本人は野菜不足の傾向があり、このためどうしてもご ぼうの繊維質も不足してしまいます。ここを補う意味で も、ごぼう茶を飲むのはいいことでしょう。それに加えて、 腸内環境の改善やアンチエイジング・美容・ダイエット効果など、 幅広い健康効果からごぼう茶は注目されているのです。

(出展:ごぼう茶効果・効能ガイド)

ごぼう茶の健康効果
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